LEDビジョンは高輝度かつ高精細で視認性に優れますが、その消費電力は設置コストや維持費、安全性に直結します。本記事では、消費電力の実測方法・評価基準、申請書類への記載と法対応のポイントを、技術的視点と法制度観点の両面から丁寧に解説します。

目次
目次
消費電力の実測方法と基準
消費電力は実運用に近い「Onモード」「待機モード」「オフモード」で計測します。
ENERGY STARのプロトコルでは、ディスプレイの平均真の電力を各モードで測定し、ISO/IEC 17025対応ラボで実施が求められます
- Onモード:通常表示中。最大輝度時と実運用輝度時を両者比較が望ましい。
- 待機モード:非表示中だが電源供給が継続されている状態。通常2 W以下。
- Offモード:電源投入だが画面オフ。1 W以下が基準
W/m²等でのスペック比較
LEDディスプレイの省エネ性能比較には、W/平方メートルあたりの消費電力(W/m²)が有効です。
- LEDビジョンは輝度やピッチにより大きく変動。高輝度600 nitと1000 nitでは消費が異なる
- 同一輝度なら、ピッチが粗い(P2.5等)ほど消費は低くなる傾向あり
- 最大ピーク電力と平均消費電力を分けて評価し、申請資料には両方掲載が望ましい。
申請書類への記載ポイント
屋外広告物条例や電気工事申請では、消費電力の記載が義務です
- 構造・電気図面:回路定格、最大電流、使用ケーブル径とセットで記載。
- 運用時評価:輝度自動制御(ABC)による節電パターンとW/m²データ。
- 補助金申請:省エネ記載が補助対象条件となる場合がある
省エネ未記載によるリスク
- 縦断的許可が省エネ考慮不足と判断され、許可遅延・再提出要請の可能性あり。
- 補助金申請で省エネ項目の未提出は、審査落ち・交付取消に繋がる
- 電力不足やケーブル選定ミスにより、過熱・火災リスクや停電事故が起こり得ます。
申請時チェックリスト
- 【消費電力計測】On/Standby/Offモードで実測 & ISO準拠試験所に外部検証。
- 【W/m²換算】最大・平均・自動輝度時のW/m²値。
- 【電気図面】最大電流、ケーブル断面積、回路定格の明記。
- 【申請書類】構造計算や工作物確認に消費電力・省エネ評価の反映。
- 【補助金】省エネ項目の記載漏れがないか確認。
まとめ
LEDビジョンの電力消費は、設計・許可・補助金申請・運用に密接に関わります。On・Standby・Offの各モードで計測&明確に整理し、W/m²で比較・申請書類に反映することで、無駄のない省エネ・安全・合法な導入体制を構築できます。
お問い合わせはこちら
CRYSTAL VISION
簡単な(ご質問)(気になる事から)(無料お見積り)(レンタル)(製品スペック詳細)
なんでもお気軽にお問い合わせください。
フリーダイヤル
☎︎0120-641-117
東京オフィス ☎︎03-6715-7730
札幌オフィス ☎︎011-676-4588
コメント