
LEDビジョンを選ぶ際、「リフレッシュレート」という用語を目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。特に映像の品質や視認性を重視するシーンでは、このリフレッシュレートが画面の見え方に大きな影響を与えます。本記事では、LEDビジョンのリフレッシュレートとは何か、その役割や適切な数値の目安、導入時の注意点などをわかりやすく解説します。
リフレッシュレートとは?
リフレッシュレート(Refresh Rate)とは、画面が1秒間に何回描き換えられるかを示す数値です。単位は「Hz(ヘルツ)」で表され、たとえば「1920Hz」と表示されていれば、1秒間に1920回の描画処理が行われていることになります。
LEDビジョンにおけるリフレッシュレートの役割
LEDビジョンでは、複数のLEDモジュールが一体となって画像や映像を映し出します。その際、リフレッシュレートが高いほど、画像の更新がスムーズになり、ちらつきやブレの少ない表示が可能になります。特に動画コンテンツやスポーツ中継、デジタルサイネージなどでは、視認性と滑らかさが重要なポイントになります。
リフレッシュレートが低いとどうなる?
リフレッシュレートが低いLEDビジョンでは、以下のような問題が生じる可能性があります。
1. 画面のちらつき(フリッカー)
低いリフレッシュレートでは、肉眼で見たときには分かりにくいものの、カメラで撮影すると画面がちらついて見える現象が発生します。これを「フリッカー」と呼び、テレビ中継やSNS投稿用の撮影では大きな問題となることがあります。
2. 動画のブレや残像感
動画再生時には、フレーム間の切り替えが滑らかでないとブレや残像が目立ちやすくなります。特に動きの速い映像やスクロール表示を行う場合、視認性の低下につながります。
3. 目の疲労感
リフレッシュレートが低い画面は目に優しくないと言われており、長時間見続けることで目の疲労やストレスの原因になることがあります。店舗や公共施設など、長時間表示が必要な環境では注意が必要です。
適切なリフレッシュレートの目安とは?
LEDビジョンの用途や設置環境によって、適切なリフレッシュレートは異なります。以下に一般的な目安をまとめます。
用途 | 推奨リフレッシュレート |
---|---|
屋外広告(静止画中心) | 960Hz〜1920Hz |
屋内ディスプレイ(動画あり) | 1920Hz〜3840Hz |
放送・イベント用(カメラ撮影あり) | 3840Hz以上 |
特にテレビ放送やカメラ撮影が想定される場所では、最低でも3840Hz以上を選ぶことで、フリッカーを最小限に抑えることができます。
リフレッシュレートとフレームレートの違い
よく混同されがちな用語として、「フレームレート(FPS)」があります。こちらは映像自体が1秒間に何枚の静止画(フレーム)で構成されているかを示すもので、例えば60fpsなら1秒間に60枚の画像で動画が作られているという意味です。
- フレームレート:コンテンツ側の滑らかさ
- リフレッシュレート:表示装置側の描画速度
この2つは異なる概念ですが、両方が高いほど滑らかな映像体験が実現されます。
高リフレッシュレートのLEDビジョンを選ぶメリット
- 映像がより自然でリアルに見える
- 撮影時の映りがきれい
- 視認性が高まり、注目度もアップ
- 屋外や明るい場所でもちらつきが目立ちにくい
高性能なLEDビジョンは価格がやや上がる傾向がありますが、広告効果や視認性を考えると、十分に元が取れる投資といえるでしょう。
まとめ:LEDビジョンの品質は「リフレッシュレート」で決まる
LEDビジョンを導入する際は、解像度や明るさだけでなく、「リフレッシュレート」も重要な比較ポイントです。特に動画を多用するデジタルサイネージや、カメラ撮影を伴う現場では、高リフレッシュレートモデルを選ぶことで大きな違いが生まれます。
滑らかで美しい映像表示を実現するために、リフレッシュレートの数値にもぜひ注目してみてください。
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