LEDビジョンは、今や店舗・商業施設・イベント会場などさまざまな場所で使用される映像サイネージとして定番化しています。その中でも特に注目を集めているのが、曲面LEDビジョンや円形LEDビジョンといった「特殊形状のLEDサイネージ」です。視覚的インパクトや空間との調和を追求する上で、直線型ビジョンでは再現できないデザイン性が魅力です。
本記事では、実際の施工事例を交えながら、曲面・円形LEDビジョンのメリット・デメリット、および導入時の注意点について詳しくご紹介します。

曲面・円形LEDビジョンとは?
◾ 曲面LEDビジョンとは?
曲面LEDとは、パネルが柔軟に湾曲しており、凹型・凸型などのカーブ形状に設置可能なLEDサイネージです。柱や壁の曲線、天井などの立体的な空間にも自然にフィットします。
◾ 円形LEDビジョンとは?
円形LEDは、リング状やドーナツ型など、360度視認性を持つ構造が特徴。空港や大型商業施設、イベントホールの天井装飾として活用され、どの方向からも情報伝達が可能です。
曲面・円形LEDビジョンの主な施工事例
【事例1】大型商業施設内の柱ラッピング(曲面LED)
関東圏の大型ショッピングモールでは、エントランスホール中央の柱に沿って360度曲面LEDビジョンを設置。施設案内やイベント告知、広告放映を通じて、来場者の目を引くデジタルサイネージとして活躍中です。
【仕様】
- 曲率半径:約600mm
- 解像度:P2.5mm
- 高さ:約3m
【事例2】展示会・イベント向け天井吊り型LEDリング
都内のイベント会場にて、直径5mの円形LEDビジョンを天井から吊るす形で施工。ブランドロゴやイメージ映像を全天方向に投影することで、圧倒的なブランディング演出を実現しました。
【仕様】
- 円形サイズ:直径5m
- 解像度:P3.9mm
- 使用期間:3日間(レンタル)
【事例3】企業ロビーのアートサイネージ(曲面ビジョン)
IT企業の本社受付にて、壁面のアートと融合する湾曲LEDパネルを導入。企業イメージやプロモーション映像を常時再生しながら、空間演出としても機能しています。
導入時に押さえるべき注意点
曲面や円形のLEDビジョンには独自の魅力がありますが、施工・運用には注意すべきポイントも多数あります。
1. 設計段階でのサイズ・曲率確認
通常のフラットLEDと違い、曲率(カーブの角度)に合わせたパネル設計が必要です。建築設計との調整を十分に行わないと、ズレや映像歪みが発生する可能性があります。
2. 熱処理と放熱設計
円形や密閉空間に設置される場合、放熱対策を怠るとパネル寿命の短縮や機器の誤作動を招きます。冷却ファンや換気設計の導入が必須です。
3. メンテナンス性の確保
特殊形状のビジョンは、内部配線や基板のメンテナンスが難しい場合があります。メンテナンス用のハッチや開閉式構造を事前に計画することで、トラブル時の対応がスムーズになります。
4. 映像コンテンツの最適化
通常の16:9画面に比べ、円形・曲面ビジョンはアスペクト比が特殊です。そのため、コンテンツ制作も曲線に沿った映像表現(歪み補正含む)が求められます。
導入を検討する際のポイント
- 設置環境の把握(屋内/屋外、常設/仮設)
- 予算とメンテナンスコストの見積もり
- コンテンツ配信システムの選定(CMS・映像スケジューラーなど)
- 実績豊富な施工会社との連携
LEDビジョンは、導入後の「運用設計」が成功の鍵です。特に特殊形状サイネージは、設置後に調整が難しいため、初期段階での専門的なサポートが不可欠です。
まとめ|LEDサイネージで空間演出をアップグレード
曲面・円形LEDビジョンは、従来のサイネージでは実現できないデザイン性・訴求力を発揮する革新的な映像ソリューションです。商業施設、イベント、オフィス空間など、目的や用途に合わせた自由な表現が可能で、ブランド価値向上や集客力強化に大きく貢献します。
LEDサイネージの導入をご検討中の方は、まずは施工実績が豊富なプロフェッショナルへご相談ください。
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