PSE・電気安全法とLEDビジョン|安全な導入に不可欠な法律と手続き解説

LEDビジョンは高輝度で鮮やかな映像を実現できる魅力的なツールですが、日本国内での設置・販売には「PSE(電気用品安全法)」の認証が必須です。本記事では、PSEの概要、LEDビジョンの区分、取得手順、違反リスク、具体的なチェックポイントを詳しく解説します。

クリスタルビジョン
目次

目次

PSE・電気用品安全法とは?

PSEマークは「Product Safety Electrical Appliance & Materials」の略で、電気用品安全法に基づく安全認証制度です。一般的な機器には丸形PSE(その他電気用品)、高リスクな部品には菱形PSE(特定電気用品)が必要となります。

LEDビジョン本体の他、電源ユニットやACアダプターもPSE対象となるため、構成部品ごとの確認が必要です

LEDビジョンのPSE分類

  • LEDビジョンは「光源及び光源応用機械器具-広告灯」として扱われます
  • 一部中国製では「テレビジョン受信機区分」で試験されており、これは誤った分類の可能性があります
  • 正しい試験規格は J600598‑2‑(X), J60598‑1, J55015, J3000 等です

PSE認証取得の流れ

  1. 対象機器と部品(ドライバー、ACアダプター等)の仕様を整理
  2. JETやJQAなどの登録検査機関へ試験申請
  3. 技術基準適合性試験を実施
  4. 合格後、製品にPSEマークの表示(形式・検査機関・届出事業者名を明記)
  5. 必要に応じて工場監査(OEM品など)

PSE未取得・誤表示のリスク

  • 経済産業省からの<行政指導>や<販売停止・リコール>命令が発生する可能性
  • 最悪の場合、罰金(最大100万円)や撤去命令となるリスクがある
  • 「PSEステッカーだけで安心」との誤情報もあり、正しく適合試験を受けているかの確認が必須です

導入前チェックリスト

  • PSEマークの形状(丸形/菱形)、検査機関名、届出事業者名が記載されているか
  • LEDビジョン本体と付属電源・ケーブルまで対象が試験されているか
  • 試験規格が「広告灯(J600598/J60598−1等)」に準拠しているか確認
  • OEM製品の場合、工場監査の実施有無
  • 資料:経産省PSE対象解釈リストで自社カテゴリを確認

まとめ

LEDビジョンは、「広告灯」として正しい区分でPSE試験を受け、丸形・菱形PSEマークを適切に表示することが法律上の義務です。PSE未取得や誤った表示は、行政措置・罰則・撤去命令などの重大なリスクを招きます。

導入時には、構成部品を含めた適合試験証明・工場監査の有無・試験規格遵守までを確認し、安全・安心なLEDビジョン運用を実現しましょう。

お問い合わせはこちら

CRYSTAL VISION
簡単な(ご質問)(気になる事から)(無料お見積り)(レンタル)(製品スペック詳細)

なんでもお気軽にお問い合わせください。

フリーダイヤル
☎︎0120-641-117
東京オフィス ☎︎03-6715-7730
札幌オフィス ☎︎011-676-4588

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次