LEDビジョン自然災害対策完全ガイド

目次

1. はじめに|なぜLEDビジョンは災害対策が重要なのか

屋外LEDビジョンは、
・高所設置
・大型重量物
・高電圧機器
・常時通電設備

という特性を持つ。

つまり 「建築物 × 電気設備 × 精密機器」 の複合体。

自然災害が起きた際、被害は

  • 映像停止
  • モジュール破損
  • 落下事故
  • 火災
  • 感電事故
  • 近隣被害賠償

に直結する。

実際、
・日本は台風大国
・地震多発国
・豪雨頻発地域

であり、対策を「オプション扱い」にするのは危険。


2. 想定すべき自然災害一覧

① 台風・暴風

最大瞬間風速40〜60m/s

② 豪雨・集中豪雨

時間雨量100mm超

③ 積雪・着雪

荷重増加

④ 地震

水平・垂直振動

⑤ 落雷

瞬間高電圧侵入

⑥ 塩害(沿岸部)

腐食劣化

⑦ 高温・猛暑

内部温度上昇

⑧ 低温・凍結

結露・回路破壊


3. 【最重要】台風・暴風対策

■ リスク

  • パネルの「面圧」
  • フレーム変形
  • アンカー引抜き
  • 看板ごと脱落

■ 設計基準

① 風圧計算

建築基準法の風荷重基準に基づき算出。

重要なのは:

  • 設置高さ
  • 地域区分
  • ビジョン面積
  • 開口率

② 開口率設計

風抜け構造を設けることで
風圧低減が可能。

透過型モデル(例:透過ビジョン)では
構造的に有利。

■ 実務対策

  • M16以上のケミカルアンカー
  • 二重ナット止め
  • ワイヤー落下防止
  • 架台溶接部のUT検査
  • 定期トルクチェック

4. 豪雨・防水対策


■ IP等級の重要性

屋外ビジョンは最低でも

  • 前面:IP65以上
  • 背面:IP54以上

が目安。

IP65 =
粉塵完全防護+あらゆる方向からの噴流水に耐える


■ 水の侵入経路

  • コネクタ部
  • ケーブルグランド
  • モジュール合わせ目
  • メンテ扉

■ 実践対策

✔ シリコン二重施工
✔ ケーブル下向き配線(ドリップループ)
✔ 排水穴確保
✔ パッキン定期交換

5. 雷対策(サージ対策)

落雷は最も電子機器に致命的。


■ 雷の侵入経路

  1. 電源線
  2. LANケーブル
  3. 架台からの誘導雷

■ 対策

✔ SPD(避雷器)設置
✔ 分電盤内サージ保護
✔ 接地抵抗10Ω以下
✔ アースボンド徹底


■ 二段階保護が基本

  • 一次保護:受電盤
  • 二次保護:制御盤
  • 6. 地震対策
    日本で最重要項目。

    ■ 想定震度
    最低:震度6強相当

    ■ 被害パターン
    モジュール脱落
    架台歪み
    アンカー破断

    ■ 設計思想
    ✔ 耐震計算
    ✔ アンカー本数増強
    ✔ 背面補強フレーム
    ✔ 落下防止ワイヤー

    制振ゴムの活用
    微振動吸収でクラック防止。
  • 7. 積雪・着雪対策

    ■ 問題点
    雪は重い。
    湿雪は 1㎡あたり100kg超える場合もある。

    ■ 対策
    ✔ 上部庇設置
    ✔ ヒーター内蔵
    ✔ 傾斜角設計
    ✔ 除雪マニュアル整備

    8. 高温・猛暑対策
    近年の猛暑は危険。
    内部温度70℃超で故障率急増。

    ■ 対策
    ✔ 強制換気ファン
    ✔ 温度センサー自動制御
    ✔ 遮熱塗装
    ✔ 高温対応電源採用
  • 9. 塩害対策(沿岸部)
    海沿い設置では必須。

    ■ 被害
    ボルト腐食
    基板緑青化
    接点不良

    ■ 対策
    ✔ SUS304以上
    ✔ 溶融亜鉛メッキ
    ✔ 防錆塗装
    ✔ 定期洗浄

    10. 凍結・結露対策
    寒冷地では重要。

    ■ 結露の原因
    温度差

    ■ 対策
    ✔ 内部ヒーター
    ✔ 除湿材
    ✔ 温湿度制御

    11. 保険・リスクマネジメント
    災害はゼロにできない。
    重要なのは備え。

    ■ 加入すべき保険
    動産総合保険
    施設賠償責任保険
    請負業者賠償責任保険

    12. 定期点検スケジュール
    項目
    頻度
    アンカー緩み
    半年
    防水シール
    年1回
    接地抵抗測定
    年1回
    ファン清掃
    半年

    13. 災害前後の運用マニュアル
    台風接近時
    明るさ50%低減
    不要通電停止
    目視点検
    通過後
    架台目視
    水侵入確認
    表示ムラ確認

    14. まとめ
    LEDビジョンの自然災害対策は
    ✔ 設計
    ✔ 施工
    ✔ 電気
    ✔ 保守
    ✔ 保険
    の総合力。
    安い施工=危険。
    構造計算・電気設計・防水処理を
    「コスト」ではなく「保険」と捉えること。

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