ピッチ(P値)とは?LEDビジョンの解像度と見え方を左右する重要ポイント|屋内・屋外の選び方と最適ピッチの基準を徹底解説

LEDビジョンの「ピッチ(P値)」は、映像の鮮明さや視認距離を決める重要な要素です。本記事では、P1.2やP3などの数字の意味、屋内・屋外での最適なピッチの選び方、視聴距離との関係をわかりやすく解説。失敗しない導入のための基準を、導入実績豊富なCrystal Visionが丁寧に紹介します。


目次

ピッチ(P値)とは?LEDビジョンの解像度を選ぶときの基準

LEDビジョンを検討する際によく耳にする「P値」や「ピッチ」という言葉。
実はこれ、映像の美しさを決定づける最重要の指標です。

LEDの世界では、「明るさ」や「サイズ」よりも、まず最初に確認すべきなのがこのピッチ(P値)
なぜなら、同じサイズのビジョンでもP値が違えば、映像の精細さも価格も大きく変わるからです。

ここでは、LEDビジョンを導入する前に必ず押さえておきたい「ピッチ(P値)」の基本から、選び方、用途別のおすすめまで、Crystal Visionが実例を交えて解説します。


1. ピッチ(P値)とは何か? ― LED素子間の距離を示す単位

LEDビジョンの「ピッチ」とは、LED素子(ドット)同士の間隔をミリメートル単位で表したものです。
例えば「P2.5」という表記なら、1つのLEDと隣のLEDまでの距離が2.5mmであることを意味します。

この距離が狭いほど、1画面あたりにより多くのLEDを配置でき、結果として高解像度で滑らかな映像を表示できます。
逆に、ピッチが広い(数字が大きい)と、LEDの粒が目立ちやすく、映像が荒く感じられることがあります。


2. ピッチと解像度の関係 ― 数字が小さいほど高精細

ピッチと解像度の関係をわかりやすくまとめると、次のようになります。

ピッチ特徴主な用途
P1.2〜P2.0超高精細。間近で見てもドット感がほぼない。放送スタジオ、指令室、展示会、屋内高級空間
P2.5〜P3.9高精細で屋内向き。イベント会場・商業施設などで人気。店舗・ロビー・屋内ステージ
P4〜P6遠くからでも見やすい。屋外中距離向き。屋外看板・スタジアム・公共施設
P8〜P10以上大型屋外向け。遠距離での視認性重視。高速道路・建物外壁・大型ビジョン

たとえば、同じ3m×2mのスクリーンでも、
P2.5とP5ではLED素子の数が約4倍も違います。
その分、映像のきめ細かさもまったく別物になります。


3. 適切なピッチを選ぶポイント ― 「視聴距離」が最重要

ピッチを選ぶうえで最も大切なのは、「どの距離から映像を見るか」という点です。

● 視聴距離の目安

一般的に、**最適な視聴距離はピッチ値の約1000倍(mm)**が基準になります。

ピッチ適正視認距離(目安)
P1.5約1.5m〜
P2.5約2.5m〜
P4約4m〜
P6約6m〜
P10約10m〜

たとえば、商業施設のロビーやショールームなどで近距離から見る場合は、P2.0〜P3.0程度が最適。
一方、駅前ビジョンや屋外広告のように数十メートル離れて見る場合は、P6〜P10でも十分に綺麗に見えます。


4. 屋内と屋外での違い ― 防水・明るさとピッチの関係

屋内用と屋外用では、求められる特性が異なります。

項目屋内用ビジョン屋外用ビジョン
ピッチ小さい(P1.2〜P3.9)大きめ(P4〜P10以上)
明るさ約800〜1500cd/㎡約4000〜7000cd/㎡
防水・防塵必要なし必須(IP65以上推奨)
設置場所商業施設・イベントホール・展示会など建物外壁・看板・スタジアムなど

屋外用では日光下でも映える高輝度が必要なため、LED間隔をやや広くとる設計が主流です。
一方、屋内では細やかな映像表現を重視し、ピッチの小さいモデルが選ばれます。


5. ピッチが違うとコストも変わる ― 価格差の仕組み

LEDピッチが小さいほど、使用するLEDの数が増える=コストが上がるという構造です。

たとえば同サイズ(3m×2m)の場合:

ピッチLED個数(概算)コスト感(目安)
P2.5約480,000個高い
P5約120,000個
P10約30,000個低い

このように、P値が半分になるとコストは約4倍になることもあります。
そのため、「どれくらいの距離から見せたいか」「どんな映像を流すか」を明確にすることが重要です。


6. 用途別おすすめピッチ

● 店舗・ショールーム向け

P2.0〜P3.0
近距離で高画質を求めるケースが多く、商品の質感や映像演出に適しています。

● ホール・イベント会場

P2.9〜P4.0
ステージ上の映像演出やプレゼン画面など、数m〜10mの距離でバランスの取れた表示。

● 屋外看板・大型広告

P6〜P10
遠方からでも明るく見える設計がポイント。コスト面でも最も効率的。

● 特殊環境(制御室・放送局など)

P1.2〜P1.9
ミリ単位での細部表示が求められる業務用途に。


7. ピッチ選びを間違えるとどうなる?

ピッチの選択ミスは、導入後に「思っていたより粗く見える」「コストが無駄に高かった」などのトラブルにつながります。

  • 屋内なのにP6を選び、近距離で粒が目立つ
  • 屋外広告にP2を採用し、過剰なコストをかけてしまう
  • 視聴距離を想定せず、設置位置と合わなかった

これらを防ぐためには、目的と環境に応じてP値を最適化することが重要です。


8. Crystal Visionが提案する最適ピッチ設計

Crystal Visionでは、用途・設置環境・予算を踏まえて、最適なピッチを提案しています。

  • 屋内外の条件をもとにした視認距離シミュレーション
  • 各P値ごとのサンプル比較デモ
  • 設置後の運用サポート・保守体制

単に「数字が小さいほど高精細」ではなく、目的に合った解像度設計が重要です。
私たちは、映像演出・広告効果・コストのバランスを踏まえて、最適なLEDビジョンをトータルでご提案します。


9. まとめ ― ピッチ(P値)を理解すればLED選びは失敗しない

LEDビジョンの品質を決める「ピッチ(P値)」は、
単なる数値ではなく、「どんな距離で」「どんな目的で」見るかを示す重要な設計要素です。

  • P値が小さいほど高精細・近距離向き
  • P値が大きいほどコスト効率が高く・遠距離向き
  • 視聴距離=P値×1000mmが目安

Crystal Visionでは、豊富な導入実績と検証データをもとに、最適なピッチ選定をお手伝いしています。
LEDビジョンの導入を検討される際は、ぜひ一度ご相談ください。

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