
■ LEDは長寿命といわれるが、24時間点灯して本当に大丈夫?
LEDビジョンやデジタルサイネージは「長寿命・省エネ」という理由で多くの企業や店舗が導入を進めています。しかし、実際に24時間営業の店舗や公共施設では、LEDを常時点灯・長時間使用するケースも珍しくありません。
そこでよくある疑問が…
「LEDは24時間点灯でも寿命に問題ないのか?」
「実際、何年使えるのか?」
この記事では、LEDビジョンの寿命目安、24時間運用時の耐久性、運用のコツをわかりやすく解説します。
■ 【結論】LEDは24時間点灯でも問題なし。ただし劣化は進む
◎ 一般的なLED寿命目安
- 50,000時間〜100,000時間がメーカー公称値(※輝度50%程度劣化まで)
- 1日24時間 × 365日使用 → 約6年〜11年相当
【計算例】
50,000時間 ÷ 24時間 ÷ 365日 ≒ 約5.7年
つまり、24時間連続点灯でも「数年単位」での長期使用に耐える設計です。
◎ 実際の耐久性|寿命=「突然壊れる」ではない
LED寿命とは、一般的に「初期輝度の50%に劣化した時点」を指します。
LEDは徐々に暗くなるだけで、急に映らなくなることは稀。
【実例】
- 屋外LEDビジョン(高輝度) → 24時間運用7年経過でも8割輝度維持
- 屋内サイネージ(低輝度) → 24時間運用10年超事例も(輝度劣化あり)
➡ 寿命=使用不能ではなく、徐々に「見えにくくなる」変化。
■ 【注意】寿命を縮める3つの要素
① 高温・直射日光・湿気
LED素子は熱に弱い。放熱設計が悪いと劣化が加速。
➡ 屋外は耐候・防水製品選定が重要。
② 過剰輝度設定(常にMAX輝度)
常時MAX輝度運用は、寿命を大きく縮める。
➡ 必要以上の明るさは控え、輝度50〜70%運用が推奨。
③ メンテナンス不足
ファン・電源ユニット・制御基板などは消耗品。放置すれば不具合リスク増。
➡ 定期メンテ・クリーニング推奨。
■ 【屋外・屋内別】24時間運用時の寿命目安と推奨設定
設置場所 | 輝度目安 | 24時間運用寿命 | 備考 |
---|---|---|---|
屋外 | 5,000cd/㎡〜 | 約5〜7年 | 熱・直射日光対策必須 |
屋内 | 1,000cd/㎡前後 | 約7〜10年 | 適正輝度なら更に長寿命 |
■ 【実例】24時間運用の導入事例と実績
【事例①】コンビニ店頭LEDサイネージ(屋外)
- 24時間運用、6年目(2024年時点)
- 夜間は輝度自動調整で節電+劣化軽減
- 現在も90%以上の輝度維持中
【事例②】オフィスビルロビー(屋内)
- 24時間運用、10年目突入
- 夜間は自動消灯、または20%輝度設定
- 目視レベルでは劣化ほぼなし
➡ 適正運用次第で10年超の耐久実績あり。
■ 【24時間運用でも寿命を伸ばすコツ】
✅ 輝度は適正範囲で
・昼間:70〜80%
・夜間:30〜50%
・周囲に合わせて自動調整(明るさセンサー推奨)
✅ 定期メンテナンス
・フィルター清掃
・電源ユニットチェック
・キャビネット内部の結露・ホコリ対策
✅ 長寿命設計の製品を選ぶ
・電源・ICチップの耐久性も重要(安価製品は劣化が早い傾向)
・メーカー保証 5年以上が安心
■ 【まとめ】24時間点灯は問題なし。ただし正しい運用を
項目 | ポイント |
---|---|
LED寿命 | 約50,000〜100,000時間 |
24時間運用 | 約5〜10年使用可能 |
劣化要因 | 高温 / MAX輝度 / メンテ不足 |
長持ち対策 | 輝度調整 / 定期清掃 / 品質選定 |
「LEDは壊れる」ではなく「徐々に暗くなる」が正しい理解。
適正運用を守れば、24時間稼働でも十分に長期活躍してくれます。
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